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仙人掌の人の時間が空けば書き込まれる偽島ブログです
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亀闇鋼 7日目
巨大蟻、牙蜥蜴、甲殻蚯蚓との戦闘は思いのほか苦戦を強いられた。
特に蟻の顎の力には圧倒される形になった。 おかげで噛まれた所はまだ痛むぜ。 だが、こんなところで戸惑ってる場合じゃねぇ。 いよいよショウタイとか言う奴と決戦するときがきた。 聞いた話じゃそこまで言うほどの強者でもないらしいんだが、油断はできねぇ。 武器もシンに頼んでしっかりと新調し、準備は万全。 蟻にやれた傷は痛むが、んなもんは気合でカバーすりゃあ十分だ。 いざ、突撃! ……つーところで今度は蜥蜴三匹と遭遇しちまった。 これ以上の深手を負うのはよくない。 さっさと蹴散らしちまうとするぜ。 PR
亀闇鋼 6日目
カイセンジャーが無事に結成された今、やるべきことが一つある。
それは言うまでもねぇこと。 漢ならば一つは持っている例のアレ。 前口上の作製だ!! つーわけで、俺はこの頭をフル回転させて前口上を考えることにした。 ちなみにブルーとピンクはどうも拒否したい感じを醸し出してる。 ブルーはクール系だし、ピンクは女の子だからな。 戦闘開始に叫びたくないのも分からなくはねぇ。 なので、俺は叫びたいけど叫べない二人の分まで叫ばなけりゃいけない訳だ。 こりゃあ、嫌でも気合が入るってもんだぜ! ――――んで完成したんだが、どうも長すぎる気がする。 前口上が終わるまでは攻撃しないのってーのがセオリーなんだが、 野生の魔物が守ってくれるほど漢の浪漫を理解してるとも考えがたい。 仕方ないので、俺は泣く泣く台詞を削ることにした。 いつか全版を語れる、その日が来ることを信じて。 それまでは短ぇ前口上を幾つか考えて凌ぐとでもしよう。
亀闇鋼 5日目
チビ竜との戦いは、お互いの体力が持たずに引き分けを余儀なくされた。
切り札の瞬間変化解除まで使ったつーのに情けねぇ話だ。 やっぱり親父に比べて、俺の気合と根性がが足らねぇとことなんだろうな。 真の漢はまだまだ遠いぜ。 この一戦で俺とシンは大分力を消耗し、 クロエも運悪くでけえ蟻と遭遇したそうで偉く疲弊していた。 なので一度体勢を立て直すつーことで、遺跡外に出ることにした。 「引き際を間違えるな」 親父に昔よく言われた言葉だ。 俺一人が突っ込む分には自業自得だから構わねぇだろうが、今は俺の他に二人もいる。 俺の主義に巻き込む訳にもいかねぇし、多少慎重すぎるぐらいがちょうどいんだろう。 ……と、パンくずを油の海にぶち込みながら俺は思った。 しかし一向に料理の腕が向上しねぇもんだな。 何事も重要なのは慣れじゃねぇかと思ってたんで、 勢いで色々試してみたんだが、どれも旨えなんて言えたもんじゃねぇ。 ――――火力不足か。 男の料理は火が命と聞いたことがある。 この薪レベルの火力では素材の旨味とやらが引き出せねぇんだろう。 そうと決まれば火力アップだ! ふーふー……ゲホッゲホッ!!ちょ……け、煙がゴホッゴホッ!! うおおおおっ!?服に燃え移りやがったぁっ!? やば、ちょ!やばいって、これは……熱!熱!! 水だ!水を!!………… 俺は水属性だから自足できるだろおおおがあああああっ!! バシャーン!!
亀闇鋼 4日目
今日でやっとカイセンジャーが揃い踏みだ。
とりあえず俺らは歩行石壁だかを蹴散らして、クロエを待つことにしたんだが……。 その場に待機しながら飯を食っていると、向こう頭に烏賊っぽい影の見える奴が走ってきた。 あれがそうじゃねぇか? 早速手を振り、合図を送る。 「あれか?おーこっちだこっち……」 「私マーメイっ!!」 何でか、クロエが全力疾走そのままで通り過ぎちまいやがった。 「なんだあ!?」 「相変わらず統率が取れていないようだな」 そんな状況でもシンは至って冷静だ。 黙々と食事を続けてやがる。 流石はブルー。流石はクルーガイ。流石は二枚目。 「って、飯食ってる場合か!追いかけんぞ!!」 「―――待て」 「なん……」 シンの静止の声に後ろを振り返ると、現れたのは小型の竜だ。 眼を見開き、口からは涎を垂らして、まるでお預け喰らった犬みてぇな表情をしてやがる。 ……ははーん、なるほどな。 「クロエはこいつに追っかけられてたわけか」 「のようだな」 そうと分かりゃ、話は早えぇ。 竜族とやり合うにゃあ、まだ早いと思ってたが、仲間の敵は倒させてもらおうじゃねぇの。
亀闇鋼 3日目
「モッサアアアアアアアアアアッ!!」の叫び声と共に襲い掛かってきた怪人緑タイツ。
連中の気合は凄まじく、俺たちは苦戦を喫してしまった。 敵ながらその気合はアッパレと言ったところだ。 助けたガキはニコニコしながら、言い伝えられている守護者について語ると帰えっちまいやがった。 何で襲われてたんだ、あのガキ。 今日はやっと、カイセンジャーピンクことクロエが合流できるらしい。 これでカイセンジャーは揃い踏みだ。 もはや恐れるものはねぇ、ガキが言ってた「ショウタイ」とかいう奴も目じゃねぇだろう。 いざとなりゃあ、変化を解いて全力で掛ればいいだけだしな。 とは言え四神の一角である以上、下手に全力を持ちいるわけにもいかねぇ。 精々、解くにしても一瞬だけだろうな。 まったく、偉い立場ってーのは面倒ごとばかりありやがるもんだ。 | ブログ内検索
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